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執筆者の写真伊藤真哉

信頼関係を築くために…

更新日:2022年2月21日

うまく信頼関係を築けない…

職場や仕事の取引先、または

友達や好意を寄せている相手。

私たちの生活の中には、信頼関係を

築いていく(築けた方がいい)場面が

たくさんあります。

しかし、その信頼関係を築いていく

のが意外と大変で、苦手だという人も

少なくないのではないでしょうか?

そういう私も、信頼関係を築くのに

失敗した経験があるからこそ、

難しさと大切さを痛感しています。

あなたは、信頼関係を築くのに

どんなことを大切にしていますか?

マネジメント職の方だと、部下の行動

の承認や褒めること、言行一致など。

そうでない方だと、時間や期日など

約束を守ることや、基本的なビジネス

マナーなど。

これは立場によって出てくる答えも

違ってくるかもしれません。

ところで、

あなたはどんな人なら心を開ける

ようになりますか?

信頼関係を築く。

これはカウンセラーの方にとって、

とても重要な要素になります。

カウンセリングの基本的なスタンス

のひとつとして、

「無条件の肯定的関心(尊重)」

※いろいろ呼ばれ方はあるかもしれません

というものがあります。

これは、相手が示すあらゆる感情

(ネガティブ発言や負の感情も

ありのままに肯定的に受け容れ

共に援助していく姿勢を示す

ことを指します。

相手に関心を向け、ありのままを

受け入れながら理解を示していくこと

で信頼関係を築いていくのです。

あなたは、どれぐらい相手の話を

真剣に聞いていますか?

理解しようという気持ちを持って

接していますか?


真剣に相手の話に耳を傾けると、

相手の心が読めると言われています。

これには、「話し手」と「聞き手」の脳の

活動を調べた、おもしろい研究結果が

あります。

相手の話を聞き、

・非常に理解できた

・理解できた

・理解できなかった

という理解度に応じて、それぞれの

脳の活動調べたのです。

すると、「理解できた」と答えた人は、

話し手が話した1~3秒後に、話し手と

同じ脳の部位(相手の意図を受け取る

回路)が活性化していることがわかり

ました(これをカップリングという)。

「理解できなかった」と答えた方は、

その部位が反応しなかったのです。

そして一番おもしろいのが、

「非常に理解できた」という人は、

話し手より先に、脳のその部分が

活性化していた

というのです(逆カップリング現象)。

つまり、相手の気持ちになりきる

ぐらい真剣に話を聞いているときは、

脳の中では相手が言おうとしている

ことを先にわかっている

ということになります。

「また変なこと言いだすんじゃないか」

「どうせまたこんなこと言うんだろう」

「新人のくせに何がわかるんだ」

そんな先入観を持って、相手と接して

いませんか?

そんな風に勝手に決めつけて聞いて

いると、カップリングが起こることは

ありません。

こうなると、本人は聞いているつもり

でも、いつまで経っても相手を理解

することができないのです。

脳が逆カップリングするぐらいに

真剣に聞くからこそ、深い信頼関係

を築くことができるのです。

あなたはどれぐらい相手の話を

真剣に聞いていますか?

今日も最後までお付き合いいただき、

ありがとうございましたm(_ _)m


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